劇団風蝕異人街
(1)発 足:1997年3月(平成9年3月) 実験演劇集団「風蝕異人街」として旗揚げ。2017年より劇団 風蝕異人街に改名
(2)本拠地:札幌市中央区南4条西9丁目栄輪ビルB1 アトリエ阿呆船 (主宰・こしば きこう 代表・三木 美智代)
(3)劇団員:15名
(4)趣旨:
アトリエ阿呆船(札幌市)を拠点に道内外で活動
寺山修司作品を上演するために旗揚げし、寺山修司の作品及び、寺山修司の色彩、イメージ、匂いが反映されるような作品を上演している。未だにアングラという言葉で形容される魂の叫びを発しつつ、独特の妖しさと色彩感覚を放つ演出が定評。劇団のコンセプトとしては「NOWHERE,NOBODY(どこでもない。何者でもない)」つまり、場所や人にこだわらない、「無国境・無国籍」という理念を「北方性」という体感度の中で芝居づくりをしている。すべての作品にストイックなまでの前衛性にこだわり、年5~6回の公演を行っている。現代の前衛性とは、状況やフォルムなどの表面的表現だけではなく、演劇的精神の変革という芸術的な精神性を高めていくことが表現のひとつの指針なのである。
利賀演出家コンクール優秀演出家賞受賞を機に翻訳劇、古典劇も上演。身体訓練メソッドに取組み、身体詩劇の上演やワークショップも行っている。2012年ソウル小劇場祭、2013年テジョン演劇祭に招聘され無言劇を上演。
■受賞歴
2004年(財)舞台芸術財団演劇人会議主催「利賀演出家コンクール」にて「優秀演出家賞」受賞
「授業」(ウジェーヌ・イヨネスコ作)上演にて
2007年 第1回横浜フリンジフェスティバルにて「ダンス・パフォーマンス賞」受賞
詩劇「舞踏と音と詩の交響曲」~『confession~Ⅰ部. 告解』『confession~Ⅱ部. あるいは最後の熱病』
(作・演出:こしば きこう 振付:三木 美智代)
2008年 ギィ・フォワシィ演劇コンクールにて「審査員特別賞」受賞
「動機」上演にて
■海外公演
2012年 ソウル小劇場祭に招聘
2013年 テジョン演劇祭に招聘
こしば きこう
I主宰/演出家/劇作家
札幌市生、北海道大学大学院修士修了・研究生修了
2004年 財団法人舞台芸術財団演劇人会議利賀演出家コンクール優秀賞受賞
2005年 ロシア研修(財団法人舞台芸術財団演劇人会議主催)
2012.13年と韓国に招聘され無言劇を演出
三木美智代
代表/女優
早稲田大学卒業
青年座研究所卒業後、東京での活動を経て劇団に参加
2005年より演出家・鈴木忠志氏による俳優育成プロジェクトに参加し、スズキメソッドを受講
鈴木忠志(SCOT)、宮城 聰(静岡舞台芸術センター)、中島 諒人(鳥の劇場)、カステルッチ、流山児事務所、うずめ劇場作品出演など劇団外でも活動
2012.13年と韓国に招聘され無言劇に出演
高校での講座、一般向け演劇WS開催
平野たかし
こいけ るり
川口巧海
トマト
ノザワ リンカ
渡沢陽人
後藤由佳里
鈴木十磨
城崎千歌
草乃あかり
大高けこ
久保龍二
本多竜二